通夜の受付でのマナーと手順

通夜は故人との最初のお別れの場であり、参列者も遺族も緊張する時間です。その中でも「受付」は、葬儀全体の印象を左右する重要な場面。参列者としての礼節はもちろん、遺族側として受付係を務める場合にも、失礼のない丁寧な対応が求められます。

本記事では、通夜の受付におけるマナーと手順について、参列者・受付係の両面から詳しく解説いたします。突然のお通夜に備え、最低限知っておきたい基本知識として、ぜひお役立てください。

参列者としての受付マナー

1. 受付のタイミング

受付は通夜開始の30分〜15分前が基本です。遅れてしまった場合は、静かに会場へ入り、遺族や受付の方に迷惑をかけぬよう配慮しましょう。

2. 香典の渡し方

香典はふくさに包んで持参し、受付で丁寧にふくさを外して渡します。渡す際は一言「このたびはご愁傷さまでございます」とお悔やみの言葉を添えましょう。

3. 記帳の仕方

芳名帳には、フルネームと住所、会社名(必要があれば)を読みやすく記入します。ボールペンではなく、万年筆や筆ペンを使うのが理想です。

4. 挨拶のマナー

受付係や遺族に長々と話しかけるのは避け、控えめに挨拶をするのが礼儀です。「ご愁傷さまです」「お悔やみ申し上げます」など、簡潔かつ丁寧な言葉を使いましょう。

遺族側・受付係としての手順と配慮

1. 受付準備に必要なもの

  • 芳名帳
  • 筆記具(予備も含めて)
  • 香典の収納箱(鍵付きが望ましい)
  • 受付案内のサイン表示
  • マスク・ハンカチ・消毒用具(現代では必須)

2. 挨拶の対応

参列者には「本日はお越しいただきありがとうございます」と丁寧に声をかけ、無言で対応することのないよう心がけましょう。遺族の代理として、誠意ある態度を保つことが大切です。

3. 香典の扱い

受け取った香典は芳名帳と照らし合わせながら確認し、金額の中身を開けてはいけません。終わった後に、記帳名簿と照合しながら整理するのが通例です。

4. 受付終了後の対応

受付終了後は、香典をまとめて遺族または葬儀社へ引き継ぎます。その際は、金品の保管に特に注意し、鍵付きのケースやセキュリティボックスに保管しておくことが望ましいでしょう。

まとめ

通夜の受付は、葬儀全体の雰囲気を左右する大切な場面です。参列者としても、遺族側としても、互いに思いやりと礼儀をもって接することで、故人への敬意が形となります。

急な通夜への参列であっても、受付における基本的なマナーと流れを知っておくことで、心の余裕を持って行動できるようになります。この記事がその一助となれば幸いです。

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