搬送から安置までの流れと準備すべきこと

搬送と安置を落ち着いて迎えるために

家族が亡くなった直後は、気持ちの整理がつかないまま多くの判断を迫られます。その中でも「搬送」と「安置」は比較的早い段階で行う必要があります。流れをあらかじめ知っておくことで、必要以上に慌てず、故人を大切に見送る準備がしやすくなります。

搬送のタイミングと基本的な流れ

医師による死亡確認が終わり、死亡診断書が発行された後、遺体の搬送が可能になります。通常は葬儀社に連絡し、専用の寝台車で安置場所まで搬送します。自家用車での搬送は法律上可能な場合もありますが、実務的・衛生的な観点から葬儀社に依頼するのが一般的です。

搬送先は、自宅か安置施設のいずれかを選びます。事前に決まっていなくても、その場で相談しながら決めることができます。

自宅安置を選ぶ場合の特徴

自宅安置は、住み慣れた場所で故人と過ごせる点が大きな特徴です。家族だけの静かな時間を持てるため、心の整理をしやすいと感じる人も多くいます。一方で、室温管理やスペースの確保など、家族側の準備も必要になります。

布団を敷く場所や、家族が集まりやすい導線を考えておくと、その後の対応がスムーズになります。

安置施設を利用する場合の特徴

安置施設は、温度管理や衛生面が整っており、住宅事情に左右されず利用できる点が利点です。マンションや集合住宅で自宅安置が難しい場合や、すぐに人を招く状況でない場合に選ばれることが多くあります。

面会の可否や時間帯は施設ごとに異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

安置までに準備しておくこと

搬送から安置までの間に、以下の点を確認・準備しておくと安心です。

  • 安置場所(自宅か施設か)の希望
  • 宗教・宗派の有無
  • 同居家族や近隣への配慮
  • 連絡が必要な親族の範囲

すべてを完璧に整える必要はなく、優先順位をつけて考えることが重要です。

自宅安置で用意する物

自宅で安置する場合、葬儀社が多くの備品を持参しますが、事前に知っておくと安心なものもあります。

  • 布団または安置用の台
  • 室温調整ができる環境
  • 照明やカーテンなどの簡単な整え

難しく考えず、清潔で静かな空間を意識するだけで十分です。

家族の心身の負担を減らす工夫

搬送から安置までの時間は、心身ともに緊張が続きます。判断に迷ったときは、葬儀社の担当者に相談し、その場で決めきれないことは保留にしても問題ありません。休める人は交代で休息を取り、無理をしないことが大切です。

まとめ

搬送から安置までの流れは、死亡確認後に葬儀社へ連絡し、安置場所を決めて搬送するのが基本です。自宅安置と安置施設にはそれぞれ特徴があり、家族の状況に合わせて選ぶことが大切です。事前に流れと準備ポイントを知っておくことで、落ち着いて故人を迎え、次の段階へ進むことができます。

著者
終活実務アドバイザー
ゆかり

葬儀社勤務歴10年。現在は終活カウンセラーとして活動し、現場経験と実例に基づいた情報を発信中。
家族葬・直葬・樹木葬など、多様化する供養の形を分かりやすく伝えることをモットーに、「悔いのない選択」をサポートしています。
終活セミナー講師経験もあり、実際に相談を受けた内容をもとに、読者に寄り添う視点を大切にしています。

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