葬儀を行う際、祭壇や棺などの基本費用以外にも、参列者へのおもてなしとしての飲食代や返礼品にかかる費用があります。これらの支出は人数に応じて変動しやすく、予算を考える上で軽視できない要素です。
「通夜ぶるまいや精進落としはどの程度の食事を用意すればいい?」「返礼品っていくらぐらいが相場なの?」——そんな疑問にお応えすべく、この記事では飲食費・返礼品の平均的な費用相場と準備のポイントをわかりやすくご紹介いたします。
飲食代の費用相場
1. 通夜ぶるまい
通夜の後に振る舞われる軽食のことで、参列者との最後のひとときを共有する場でもあります。
- 平均費用:一人あたり2,000円〜4,000円
- 内容:寿司・煮物・オードブル・アルコール類など
- 注意点:高齢者や運転する人への配慮でノンアルコール飲料も必須
2. 精進落とし
火葬を終えた後に行う会食。僧侶や親族をねぎらう意味があります。
- 平均費用:一人あたり3,000円〜6,000円
- 内容:会席料理・弁当・飲み物(ビール・お茶など)
- 形式:会場内での着席スタイル、または持ち帰り弁当形式も可能
人数による変動
飲食代は人数×単価で決まるため、参列者が多いと費用も比例して高くなります。家族葬のように少人数であれば、10万円未満に収まるケースも珍しくありません。
返礼品の費用相場
香典をいただいた方へのお礼として用意するのが「返礼品」です。通夜・葬儀の当日に手渡す「即返し」が主流となっています。
- 即返しの相場:香典額の半額〜1/3程度が目安
- 平均金額:1,500円〜5,000円程度
- 主な品物:お茶・海苔・タオルセット・お菓子・カタログギフトなど
高額香典を受けた場合には後日「忌明け返し」として個別に贈ることもあります。
セット価格を活用する
葬儀社によっては、飲食+返礼品込みのパッケージプランを提供していることもあり、別々に手配するよりもコストを抑えやすくなっています。
特に人数が把握しづらい一般葬では、返礼品の追加手配や食事のロスを防ぐためにも、柔軟な対応が可能な業者を選ぶことがポイントです。
節約の工夫ポイント
- 人数を事前に概算する:香典を出す方が誰か、参列の可否を把握
- 持ち帰りに切り替える:感染症対策や時間短縮にも効果的
- 地元業者と比較する:返礼品の単価・品質に差があるため見積もりを複数取得
まとめ
葬儀における飲食代と返礼品の費用は、参列者への感謝とおもてなしの気持ちを形に表す大切な要素です。一方で、人数や形式によりコストが膨らみやすい項目でもあります。
平均的な相場を知り、無理のない範囲で計画的に準備することで、心のこもった葬儀を執り行うことができます。形式よりも「想い」を大切に、丁寧な配慮で故人をお見送りしましょう。