火葬許可証とは?取得方法と提出の流れ

火葬許可証とは何か

火葬許可証とは、故人を火葬する際に必ず必要となる公的な書類です。火葬は自由に行えるものではなく、法律に基づき市区町村が許可を出す仕組みになっています。この許可を証明するのが火葬許可証であり、火葬場では必ず提出を求められます。

多くの遺族にとって、火葬許可証は葬儀の流れの中で初めて耳にする書類かもしれません。しかし、取得自体は複雑ではなく、流れを理解していれば落ち着いて対応できます。

火葬許可証が必要になる理由

火葬許可証は、死亡が正式に届け出られ、行政が確認したことを示すためのものです。これにより、死亡の事実や身元が不明確なまま火葬されることを防ぎ、社会的な秩序を保つ役割を果たしています。

そのため、どのような葬儀形式であっても、火葬を行う限り火葬許可証は必須となります。

火葬許可証の取得方法

火葬許可証は、単独で申請するものではありません。通常は死亡届を市区町村役場に提出することで、同時に発行されます。死亡届は、医師が作成した死亡診断書と一体になっており、これを役所に提出することで手続きが進みます。

提出先は、故人の死亡地、本籍地、または届出人の所在地の市区町村役場です。多くの場合、葬儀社が代行してくれるため、遺族が直接役所に行かずに済むケースも少なくありません。

取得までの具体的な流れ

まず、医師から死亡診断書を受け取ります。次に、その書類を添えて死亡届を役所へ提出します。役所で内容が確認されると、火葬許可証が交付されます。この一連の流れは、通常その日のうちに完了します。

夜間や休日の場合でも、時間外窓口で対応している自治体が多く、火葬の日程に支障が出ないよう配慮されています。

火葬許可証の提出先とタイミング

発行された火葬許可証は、火葬当日に火葬場へ提出します。多くの場合、葬儀社のスタッフが預かり、当日の手続きを代行します。遺族が直接提出することは少ないですが、原本が必要な重要書類であるため、紛失しないよう注意が必要です。

火葬が終わると、火葬許可証には「火葬済」の印が押され、埋葬許可証として扱われるようになります。

埋葬許可証との関係

火葬後に返却される書類は、埋葬や納骨を行う際に必要となります。墓地や納骨堂では、この書類の提出を求められるため、四十九日法要や納骨まで大切に保管しておくことが重要です。

再発行が難しい自治体もあるため、他の重要書類と一緒に管理しておくと安心です。

注意しておきたいポイント

火葬許可証は、コピーでは受け付けてもらえません。また、死亡届の記載内容に不備があると発行が遅れる場合があります。氏名や生年月日、死亡日時などは、提出前に必ず確認することが大切です。

手続きに不安がある場合は、葬儀社や役所の窓口に遠慮なく相談すると、丁寧に案内してもらえます。

まとめ

火葬許可証は、火葬を行うために欠かせない公的書類で、死亡届の提出と同時に取得するのが一般的です。取得方法や提出の流れを事前に知っておくことで、葬儀の進行をスムーズに進めることができます。慌ただしい時期だからこそ、流れを理解し、落ち着いて対応することが大切です。

著者
終活実務アドバイザー
ゆかり

葬儀社勤務歴10年。現在は終活カウンセラーとして活動し、現場経験と実例に基づいた情報を発信中。
家族葬・直葬・樹木葬など、多様化する供養の形を分かりやすく伝えることをモットーに、「悔いのない選択」をサポートしています。
終活セミナー講師経験もあり、実際に相談を受けた内容をもとに、読者に寄り添う視点を大切にしています。

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